HVACにおけるPt-RTD SMDセンサの利点 - 低ドリフト、リニア特性、耐湿性
HVACにおけるPt-RTD SMDセンサの利点 - 低ドリフト、リニア特性、耐湿性

SMDパッケージとは?

SMD(表面実装デバイス)は、プリント基板(PCB)への実装をサポートする電子部品です。

当社のSMDパッケージの白金測温抵抗体(Platinum-RTD)は、DIN EN 60751規格の電子部品です。白金測温抵抗体の特長である特性曲線、高精度、長期安定性を兼ね備えています。広温度範囲にわたって信頼性の高い正確な温度測定が可能です。プリント基板へ自動実装しており、コストパフォーマンスに優れています。

SMD

SMDセンサをプリント基板に簡単に取り付けられるのはなぜですか?

SMD on PCB

SMDは自動生産ラインのピックアンドプレースで大量に取り扱うことができます。これは、SMD部品をブリスターリールから取り出し、基板上に配置する一般的なシステムです。次の工程で、部品が基板にはんだ付けされます。

HVACアプリケーションの多くの使用温度は低温から常温です。温度センサを使用するデバイスは、温度計、サーモスタット、スマートバルブ、室内制御装置など様々です。また、温度制御および管理が必要とされる加熱炉、ヒートポンブ、チラー、冷却塔、空調システムなど多岐にわたっています。

HVACおよびスマートホームコントロールにおけるSMDセンサの代表的なアプリケーションの事例を教えてください。

SMDタイプの白金測温抵抗体は、ヒートメーター向けに使用されます。熱絶縁を強化し、センサハウジングへの取付を容易にするため、小型PCBに実装されます。

また、精密空調機器や液体冷却アプリケーション向け熱電デバイスの温度調整に使用されています。

特にパワーエレクトロニクスでは、SMDセンサが回路基板の過熱を保護します。小型サイズであるため、ガスセンサ、流量センサ、光学センサなど温度に依存するセンサのドリフト補償に使用されています。

室内温度制御、湿度センサ、空気質センサなどのスマートホームコントロールでは、温度感知用SMDがセンシングボードに統合され、周囲温度を監視します。

SMDタイプ白金測温抵抗体の利点は何ですか?

SMDタイプは、-50℃から+170℃の全測定範囲にわたって高い測定精度と再現性をサポートします。低ドリフトで、耐湿性があり、長期にわたる高精度・高性能を保証します。指定の温度範囲で動作した場合でも、性能特性は常に安定し、一定に保たれます。

 

 SMD製品のファクトシートをダウンロードPDF | 0.96 MB

SMD

SMDセンサはどのように作られるのですか?

微細なプラチナ構造をセラミック基板に塗布し、公称抵抗値(例: Pt100またはPt1000)に調整するためのトリミングを行います。個々のチップを単一化した後、自動はんだ実装をサポートするため、エッジをメタライズします。

白金測温抵抗体の構造はSMD素子の動作温度範囲を制限しませんが、はんだ付けプロセスと、はんだの安定性を保つために、温度範囲が制限されます。

さらに詳しく知りたいですか?

当社のセンサエキスパートへお問い合わせください。喜んでサポートさせていただきます。

お問い合わせはこちら!
さらに詳しく知りたいですか?